太陽光発電業者を選ぶ際に意識するべきポイントについて解説!
「我が家でも太陽光発電をやってみたい!」とは思いつつも、太陽光発電業者が多すぎて、どこを選べばいいのか迷ってしまいますよね。太陽光発電は、決して安くはない投資。どうせやるなら失敗したくないはず。今回は、太陽光発電業者を選ぶ際に見るべきポイントや、悪徳業者の見分け方についてご紹介します。
太陽光発電業者の種類
太陽光発電業者には、大きく分けて3タイプあります。「これから太陽光発電を始めたい」と考えている人は、それぞれの業者の違いを把握しておきましょう。それぞれの業者の特徴をご紹介します。
■開発メーカー
まず太陽光発電業者には、太陽光発電機の開発メーカーがいます。シャープや日立などの大手電子機器メーカーがソーラーパネルを開発していることも。開発メーカーごとに太陽光発電パネルの価格や製品保証、電力の変換効率は異なります。どのメーカーの太陽光発電パネルを選ぶのかは希望と照らし合わせながら検討するといいでしょう。
■太陽光発電パネルの販売・設置業者
太陽光発電パネルの販売や設置を専門とした業者もいます。「太陽光発電を始めたい」と思ったときに主にやり取りをするのが、この販売・設置業者です。さまざまなメーカーの太陽光発電パネルを取り扱う業者も多いため、希望の太陽光発電パネルが見つかるでしょう。また、販売と設置の両方に対応しているため、設置のやりとりまでスムーズです。
■太陽光発電パネルの販売業者
太陽光発電パネルの販売のみ対応する業者もいます。太陽光パネルの設置は自社で行わず、下請け業者に依頼するため、契約と工事は別々です。契約と工事の業者が異なるため、工事担当者と営業担当者の連携がうまく取れずにトラブルになる可能性も0ではありません。アフターフォローも、問い合わせ先と実際の施工業者が別々になる場合が多いでしょう。
太陽光発電業者を選ぶ際に意識するべきポイント
太陽光発電業者は数多く存在しますが、業者を選ぶ際にはどのようなポイントを意識するといいのでしょうか。太陽光発電業者選びのポイントを3つご紹介します。
■自社施工会社であること
太陽光発電業者を選ぶ際には、自社施工会社を積極的に選ぶといいでしょう。自社施工会社とは、太陽光発電パネルの販売と設置の両方を行う業者のことです。自社施工会社がおすすめの理由は、契約と工事の連携が取れているため、行き違いやトラブルなどが少ないことです。また契約から工事まで一貫して対応するため、より責任感を持って対応してもらえるのも魅力でしょう。
■販売、施工実績が豊富
満足のいく結果にするためにも、販売実績や施工実績が豊富な業者を選びましょう。太陽光発電業者の中には、販売実績や施工実績が少ない業者もあります。実績の少ない業者だと、「実は太陽光発電パネルを設置するには難しい屋根だった」という重大なポイントを見極められずに販売・設置してしまう危険性もあるため、注意しましょう。
■サポート体制が充実している
太陽光発電パネルを設置したあとのアフターフォローが充実しているかどうかも、業者を選ぶ上で重要なポイントです。太陽光発電パネルは定期的なメンテナンスが必要なため、点検を行ってくれる業者だと安心して長く使えるでしょう。
こんな太陽光発電業者には要注意!
太陽光発電業者の中には、悪徳業者がひそんでいることも。「契約しなければよかった」と後悔しないためにも、悪徳業者の特徴を把握しておきましょう。
■メリットしか伝えない
悪徳業者は太陽光発電のメリットばかりを伝えてくるのが特徴です。「簡単に元が取れますよ」「もうかりますよ」といった甘い言葉ばかりを使って契約をうながしてくるでしょう。魅力的に見える太陽光発電には、残念ながらメリットだけではなくデメリットもあります。発電量が天候に左右されることや、雪の重みによるトラブル、維持費がかかることなど、現実的に考えなければならないことが山ほどあるため、メリットだけで契約してしまうとトラブルになるでしょう。
■訪問や電話営業に力を入れている
悪徳業者は訪問販売や電話営業に力を入れていることがあるようです。対面や電話で営業されてしまうと、断りにくいと感じる人も多いのではないでしょうか。訪問や電話で営業を受けた際は即決せずに、いったん保留にして後日返答しましょう。相手が悪徳業者だった場合、架空業者の可能性もあるため、名刺をもらったり、会社名や連絡先を教えてもらったりと、証拠となるものをもらっておくのがおすすめです。
■他社との比較検討を嫌がる
太陽光発電は決して安い投資ではないため、たくさんの業者と比較検討して慎重に決めたいですよね。しかし、悪徳業者の中には他社との契約を阻止するために、なんとしてでも契約をすすめようとする業者がいます。「今日中に契約したら特別価格で購入できますよ」と言って、契約をせかすような業者とは契約しないほうが身のためでしょう。悪徳業者は経営難であるパターンもあり「契約させるだけさせておいて倒産してしまった」というケースもあるようです。
■太陽光発電の知識が乏しい
太陽光業者であるのにもかかわらず、太陽光発電の知識が乏しい業者が紛れている場合があります。質問を濁すような態度であれば警戒しましょう。また、「太陽光発電はメンテナンスがいりませんよ」と伝えてくる業者もいます。昔は太陽光発電の設備にはメンテナンスの義務が定められていませんでしたが、2017年4月1日からは住宅用太陽光発電でも保守点検が義務化されました。義務や法律の知識が浅い業者と契約してしまうとトラブルになるため注意しましょう。
太陽光発電業者には3タイプあり、私たちが主にやり取りをするのは、太陽光発電パネルの販売・設置業者です。販売から設置まで一貫している自社施工会社を選ぶといいでしょう。甘い言葉で勧誘してくる悪徳業者も紛れているため、即決するのは危険です。なるべく多くの業者を比較検討してじっくり選んでください。