太陽光発電を設置する際に注意するべきポイントについて解説!
太陽光発電導入に興味を持つ家庭は増加傾向にあります。しかし、いざ検討を始めると「わからないことだらけで不安…」とためらってしまう方も多いのではないでしょうか。今回はそんな方のために、太陽光発電を設置する際に注意するべきポイントについて、解説をします。設置によるメリットやデメリットも確認しておきましょう!
太陽光発電を設置する利点
太陽光発電を設置することには、多くの利点が存在します。まずはその魅力について、改めてみていくことにしましょう。
第一のメリットとしては当然、電気代が抑えられることが挙げられます。家で電気が作れるようになるわけですから、電力会社から購入する電気はその分減らすことができるのです。電気の使用量が少なくなりますから、再エネ賦課金の負担も減ります。家族の節電意識などにもいい影響が出るかもしれません。
第二のメリットとしては、売電収入を挙げることができるでしょう。余った電気は売ることができるため、家計の助けになります。また、太陽光発電は停電時にも活躍します。パワーコンディショナーの自立運転機能を使用すれば、停電していても電気を使えるようになりますので、災害時の備えとしても優秀です。
もちろん、環境にやさしい生活を送れるということも、魅力の一つといえるでしょう。太陽光パネルの一般的な寿命は長いので、長期にわたって使用できる可能性もメリットに数えられます。さまざまな投資と比較すると安定性も高いです。「何となく想像していたよりも魅力が多い」と感じられた方もたくさんいるのではないでしょうか。
太陽光発電を設置するリスクも確認しよう!
太陽光発電の設置には、前段で確認したようにさまざまな利点が存在します。しかし、当然のことながら、リスクがないというわけではないのです。デメリットについて知っておかないと、導入を後悔する羽目になってしまうかもしれません。ここでは、太陽光発電設置のリスクについても確認をしておきましょう。
まず、設置費用については事前にしっかりと考えておかなければなりません。電気代等がお得になるとはいえ、初期費用は決して安いものではないためです。長く使い続けるためには、定期的にメンテナンスをする必要もあります。
パワーコンディショナーの寿命は15年程度と、一般的な家電並みであることも忘れてはならないでしょう。太陽光パネルの寿命だけに着目していると、想定外のランニングコストに戸惑ってしまうことがあるかもしれません。
もちろん、太陽光パネルでの発電量は天候に左右されます。立地条件や屋根の形状は家によって違うため、発電量の想定には慎重になる必要があるでしょう。
屋根にも負荷がかかります。とくに太陽光発電システムを後付けで設置する場合、屋根が耐え切れずリフォームなどが必要になることもありますので、家の状態についてはよく把握しておかなければなりません。施工不良により雨漏りなどが発生してしまう可能性もあります。
また、電力の供給量が需要を大幅に上回った場合には、出力制御が起こるエリアも存在します。思ったように電気を売れない可能性が出てきますので、自宅がエリアの対象になっているかどうかは、あらかじめ確認しておくと安心でしょう。
太陽光発電を設置する際に注意するべきポイント
太陽光発電を設置するデメリットが理解できたところで、それを踏まえて、実際に導入するときに注意するべきポイントについても、考えておくことにしましょう。
まず、何よりも大切なのは業者選びです。必ず複数社に見積もりをお願いして、信頼できるところを選ぶようにしてください。施工不良などのリスクも少なくできますし、納得のいく導入にもつながるでしょう。
保証などが用意されている業者であれば、より安心できそうですね。悪質な業者は契約を急かしたり、キャンペーンを強調したりしてくることが多いので、注意しておきましょう。
見積もりは費用だけでなく、しっかりと条件や項目などにも目を通すようにしてください。そのうえで、メーカーをしっかりと検討すれば価格も抑えられるかもしれませんね。
また、シミュレーションはしっかりとしておくようにしましょう。「採算がとれない」という事態に陥ることのないよう、発電量の予測も信頼できる業者にしてもらうのがおすすめです。初期費用ばかりに気をとられずランニングコストなどについても、きちんと頭に入れてシミュレーションをしておけば、せっかくの太陽光発電導入で後悔してしまう可能性も減らすことができます。
太陽光発電導入の際には、メリットとデメリットをしっかりと知り、事前に検討しておく必要があるでしょう。家の現状や家族の生活に照らし合わせておかないと、後悔につながる可能性もあります。実際に太陽光発電を設置するときには、今回解説したポイントにも注意するようにしてください。とくに設置を依頼する業者選びは大切です。業者はたくさんありますから、納得のいく導入ができるよう、さまざまに比較して選ぶようにしましょう。