太陽光発電のメンテナンスの必要性とは?費用相場も合わせて確認しよう!

公開日:2021/12/15  最終更新日:2021/12/24

太陽光発電は、ほとんどが屋根に設置するため、「メンテナンスをする必要あるの?」と疑問に持つ方もいます。そこで当ページでは、太陽光発電のメンテナンスの必要性について詳しく解説します。あわせて費用相場もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

太陽光発電のメンテナンスの必要性

太陽光発電を正常に運用するためには、メンテナンスが重要な役割を果たします。「お金がかかるなら必要ない」と考える方も多いと思いますが、メンテナンスを疎かにすると発電量の低下や家の安全を脅かすこともあるので注意が必要です。

メンテナンスは発電量の維持に効果がある

太陽光発電は、メンテナンスを行うことで発電量を維持する効果を発揮します。太陽光パネルは一般的に屋根に設置するため、そのまま放置でも大丈夫と思っている方が多いようですが、実際には汚れがどんどん蓄積されます。

基本的には太陽光パネルに傾斜をつけているので、ある程度の汚れなどは流れる設計になっていますが、すべてが流れてキレイになるわけではありません。蓄積した汚れは、そのまま放置すると「ホットスポット現象」が起こりパネルは故障、最悪の場合は発火することもあります。

もちろん、こういった現象が起きなかったとしても、発電量の低下を招く可能性は高いといえるでしょう。

太陽光発電全体の確認

メンテナンスは、太陽光発電全体の確認が行えます。太陽光パネルは各部材を使って主に屋根に設置されているため、経年劣化などにより落下の危険性も高まります。

とくに日本の場合は、台風、大雪、地震といったさまざまな災害が多い国なので要注意、周囲の家に迷惑をかけないためにもメンテナンスは必要不可欠です。

太陽光発電のメンテナンス費用相場

一般的な家庭用太陽光発電のメンテナンスでは、太陽光パネルをはじめ、パワーコンディショナー、配線、ブレーカー、架台など太陽光発電に関わるすべてを点検します。

点検方法は主に目視や測定、目視では太陽光パネルの汚れ、架台などのサビや破損、ボルト部分を確認します。測定は電流の流れをチェックし、電流の漏れや発熱などもあわせてチェックしてくれるようです。

費用相場は、1回あたり2~5万円くらいが相場です。ただし、点検のみで済めば25万円くらいで済むかもしれませんが、太陽光パネルをチェックする際に足場などを使用したときは10万円くらい必要になることもあります。

異常があった場合

太陽光パネルの汚れや破損など、太陽光発電のどこかに異常があった場合は、別途修理費用や洗浄費用が必要です。メンテナンスを実施する際は、メンテナンスの基本的な費用はもちろんのこと、全体的な費用をメンテナンス業者に聞き、見積もりを確認してから正式に依頼するようにしましょう。

産業用太陽光発電のメンテナンスは高い

産業用の場合は、一般家庭用に比べて費用がかなり高くなります。50kW未満の場合は1015万円くらい、50kW以上の太陽光発電は100200万円くらいが費用相場です。もちろん、メンテナンスの回数や内容、そして修理等が発生した場合は、この限りではありません。

太陽光発電のメンテナンスをしない場合に起こりうるトラブル

最後に、太陽光発電のメンテナンスを実施しない場合に起こる可能性があるトラブルをご紹介します。必ず起こるとは限りませんが、起こった場合は致命的なときもあるので注意しましょう。

樹木による発電妨害

太陽光パネルの周辺に大きな樹木がある場合は、その周辺が日陰になるため、発電量に大きな影響を与えます。

定期的に伐採していれば問題ないかもしれませんが、そのまま放置していると日陰になる範囲がどんどん広くなるので要注意です。樹木に関しては、少し遠くから見れば、自分である程度確認することが可能です。

パワーコンディショナーの異常

メンテナンスを怠ると、パワーコンディショナーの異常ランプが点灯することがあります。原因は調査しない限りわかりませんが、そのまま使い続けていると想定された電力を得られないかもしれません。

メンテナンスだけに頼るのではなく、日常生活の中で自主的に異常ランプが点灯していないかも確認しておきましょう。

ホットスポット現象(発熱)

前項で少し触れましたが、ホットスポット現象とは、何らかの汚れが付着したことが原因で起こる発熱現象です。太陽光パネル周辺に樹木がある場合は、枯れ葉や鳥の糞などが要注意です。

ケーブルの破損

何らかの原因でケーブルが破損したときは、最悪の場合、火災に発展するので要注意しましょう。また、動物が侵入した場合は、断線する危険性が高まります。こちらも火災になる可能性があるため、点検は必要です。

 

太陽光発電を正常に運用するためには、メンテナンスが必要です。もちろん、状況により義務にならないケースも存在しますが、万が一のことを考えればメンテナンスの必要性を感じるでしょう。ただし、メンテナンスの費用は安いとはいえません。まずはメンテナンス業者に相談して今後の方向性を真剣に考えてみましょう。

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