相性バッチリ?蓄電池と太陽光発電はセットで設置すればお得?

公開日:2022/09/15  最終更新日:2022/09/20


燃料や電気料金の値上げが続くなか、自家発電によって、月々の光熱費を抑えたいという方や災害時に備えたいという方から、蓄電池と太陽光発電は注目を集めています。脱炭素社会の実現に向けて政府も後押しをする太陽光発電設備ですが、ここではさらにお得になったり利便性が向上する、蓄電池と太陽光発電のセット購入について解説します。

太陽光発電と蓄電池の仕組みとは

太陽光発電は、ソーラーパネルを自宅の屋根などに設置して太陽光のエネルギーによって電気をつくるシステムです。ソーラーパネルでつくられた電気は、接続箱で集めパワーコンディショナーに送られます。パワーコンディショナーで、電気が家庭内の照明や家電製品に使えるよう直流から交流に変換されます。蓄電池はその名のとおり、電気を貯めておくことができます。

蓄電池には普段つかう電化製品に電力網が接続された「一般負荷分電盤」と、停電の際にも電化製品を使うことができる「重要負荷分電盤」という2つの電盤に接続しています。災害などで停電した際、一般負荷分電盤は使うことができなくなりますが、蓄電池から放電を行うことで、非常用の重要負荷分電盤に接続した電化製品は使えるようになります。蓄電池の運転モードを切り替えることで、停電中も電化製品の利用ができます。運転モードは自動で切り替えされるものと、手動で行うものがあります。

非常時に手動切り替えの機種では、切り替え方が分からないといった事態も発生する可能性があるため、できれば自動で切り替え可能な機種のほうが安心です。蓄電池には一部の電化製品のみに電気を供給する特定負荷型と、家全体に電気を供給する全負荷型があります。全負荷型の蓄電池を使えば、停電時も家全体で電気を使うことができます。価格を重視したい場合や、使う家電が限られている家庭であれば、特定負荷型のほうを抑えることができますが、オール電化住宅や高齢者、乳幼児などがいる家庭であれば全負荷型がおすすめです。

なぜ蓄電池とセットで導入したほうがよいか

太陽光発電は電気を作ることはできますが、貯めておくことはできません。そのため、天気の良い日中しか、太陽光発電でつくられた電気を使うことができません。蓄電池は雨の日や夜間、災害の停電時に貯めた電気を使うことができるので、太陽光発電をより活かすことができます。

太陽光発電と蓄電池をセットにすることのメリットとして、まず挙げられるのは、電気代を抑えられるということです。電気料金はここ数年値上がりが続いていますが、太陽光発電と蓄電池をセット導入することで、電力会社から電気を購入しなくても、電気を使って暮らすことができます。オール電化住宅や電気自動車を選ぶことで、節約効果はさらにアップします。

仮に4kWのソーラーパネルを設置していた場合、1日1万ワット以上が発電できるため、一般的な家電が2日程度は使い続けることができます。災害の停電時に冷蔵庫や冷凍庫にいれた食料を腐らせることもありませんし、避難所に移動しなくても、自宅で快適に過ごすことができるようになります。

太陽光発電は蓄電池とセットで設置すれば、工事スタッフの人件費を節約することができるため、工事代を安く抑えることもできます。また、太陽光発電と蓄電池、それぞれのパワーコンディショナーをハイブリッドパワーコンディショナーの1台にまとめられることも、費用を抑えることにつながります。太陽光発電システムの導入には、自治体の補助金を利用することができますが、太陽光発電と蓄電池をセットで導入することが、補助金利用の条件となっていることもあるので、導入の際は事前に確認をしましょう。

セットで購入した場合の見積もり価格の相場

太陽光発電、家庭用蓄電池、どちらも年々価格は下がってきています。現在、太陽光発電の設置費用は約65万円~100万円、蓄電池の設置費用は約80万円~160万円、蓄電池と太陽光発電を同時に設置する場合、工事費用は約20万円~30万円程度となっています。総額165万円~290万円程度で、200万~250万円程度が一般的です。

メーカーごとの設置費用を見てみると、パナソニックは約6kWの太陽光発電と約5kWhの蓄電池で200万円、シャープは約5kWの太陽光発電と約6.5kWhの蓄電池で207万円、Qセルズは約5kWの太陽光発電と約6.5kWhの蓄電池で190万円となっています。設置費用は足場の設置費用や工法などでも変わってくるため、上記はあくまで目安として参考にしてください。自治体の補助金を利用すれば、初期費用を抑えることができるので、お住まいの自治体の補助内容を確認しておくといいでしょう。

まとめ

蓄電池と太陽光発電はセットで導入することで、単体で設置するよりも効果を発揮することができます。設置工事にかかる人件費や、パワーコンディショナーにかかる費用も抑えられるので、全体の初期費用も別々で導入するよりも安くなります。各自治体の太陽光発電に使える補助金を使えば、よりお得に太陽光発電システムを導入することができます。こちらで紹介した内容も参考に、自宅への太陽光発電と蓄電池の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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