防止策を考えてみよう!太陽光発電で起こりやすいトラブルは?

公開日:2022/10/15  最終更新日:2022/09/20


太陽光発電は導入時の初期費用も高額なので、できる限りトラブルは避けたいところです。トラブルに遭わないためにはどうすればよいのでしょうか。ここでは太陽光発電を導入する前に知っておくと役立つ、よくあるトラブルの事例やトラブルが起きた際はどうすればいいのかご紹介します。

太陽光発電でありがちなトラブル事例

国民生活センターに寄せられた太陽光発電に関係したトラブルの件数は、2013年をピークにここ数年は減少傾向にあります。太陽光発電システムの導入件数は、固定価格買取制度がスタートした2012年から2013年ごろにもっとも多くなっています。その時期、導入件数に比例してトラブルの相談件数も増加しました。太陽光発電の導入件数は、2013年以降は減少していましたが、2019年にふたたび増加しました。ただこのタイミングではトラブル相談件数は増えることなく減っています。太陽光発電の市場が成熟して、悪質な業者が減ってきていることが影響していると考えられます。

トラブル相談の内容としてもっとも多いのが契約や解約について、次いで販売方法について、価格・料金についてと続きます。トラブル内容として多いのは品質や機能についてではなく、契約に関するものが圧倒的に多くなっています。具体的には「電気代が一切かからなくなる」「将来的に太陽光発電システムの設置が義務化する」といった過剰な営業トークや、正確でない説明に関しての相談が寄せられています。

販売方法については、夜間の勧誘や長時間の勧誘、契約を急かすといった強引な訪問販売についての相談が多くなっています。契約・解約についての相談数と、販売方法についての相談数は同程度なので、強引なセールスで契約させられた太陽光発電の契約を解除したい、という相談が多いと考えられます。なかには太陽光発電の契約をして支払いもしたが、半年たっても太陽光発電の設置工事が行われず、業者に連絡もつかないというケースもあります。

施工に関しては、工事がずさんで雨漏りが発生したという相談事例や、パワーコンディショナーから出火したという事例があります。施工不良によって充分に発電ができないというケースもあります。しっかりとした業者を選ぶことは施工不良によるトラブルリスクを下げることにもつながります。

太陽光トラブル導入によってご近所トラブルが発生することもあります。太陽光パネルが隣の家に落下するといったトラブルのほか、パワーコンディショナーの音がうるさいという苦情がくることがあります。設置場所についてはそうしたリスクがないか充分に検討して決めることをおすすめします。

導入前によく契約書を確認しよう

トラブルを避けるためには、訪問販売の場合その場で契約はせず「いったん比較検討する」と伝えることです。また、しつこい営業で無理やり契約をさせられた場合は、一定期間であればクーリング・オフで無条件に契約を解除できます。基本的に契約後8日間以内であればクーリング・オフが可能なので活用しましょう。契約書にクーリング・オフに関する記載がない場合は期間に関係なくクーリング・オフが可能となります。

契約書のキャンセル料などの記載があったとしても、関係なく利用できます。悪質な業者はクーリング・オフを阻止しようとするので、簡易書留や内容証明郵便などで書面を郵送しましょう。「電気を売って一定の収入が得られる」という営業トークで太陽光発電を導入したけれど、電気を買い取ってもらえなかったというケースがありますが、契約書には電気の買い上げがない場合もあると記載されていることがあります。

営業マンのトークを鵜呑みにせず、契約書の内容はきちんと確認しましょう。保証の範囲や内容もチェックポイントです。施工不良が疑われる場合や、災害で太陽光パネルが損傷した場合、補償対象になるのかといった細かい点も確認しておくと安心です。契約内容で理解できない部分があれば、質問してクリアにしてください。一人暮らしの高齢者や新築の物件は悪質な業者のターゲットになりやすいので注意が必要です。

トラブルが起きたらどこに相談すべき?

トラブルの際の相談先としては国民生活センターがあります。国民生活センターには、毎年数千件のトラブル相談が寄せられています。NPO日本住宅性能検査協会の建築・不動産取引問題に関する第三者委員会には太陽光発電トラブル相談室があり、太陽光発電アドバイザーに問題対応のアドバイスをもらえます。太陽光発電でトラブルになってしまいどう対処すればよいか分からないというときは、相談してみるとよいでしょう。

まとめ

太陽光発電を設置した際、施工不良による設備の不調や雨漏り、悪質業者による契約トラブル、近隣住民からの苦情などが発生する可能性もあります。トラブル事例を知っておくこともトラブル回避につなげられます。悪質な太陽光発電の販売業者は減ってはいますが、被害に遭わないよう警戒はしておきましょう。太陽光発電を導入する際は複数業者を比較して、契約書にきちんと目を通したうえで納得して契約を結ぶようにしてください。

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